
地域連携の要!相談支援事業所との信頼関係構築術
2025年09月02日 09:00
Bさん(Help First): Aさん、こんにちは!ホームページ作りはいかがでしたか?
Aさん(運営者): Bさん、こんにちは!ホームページに、職員の顔写真やメッセージを載せてみたら、問い合わせの電話で「〇〇さんのホームページ見ました!安心しました」と言われることが増えました!
Bさん: 素晴らしいですね!それは大きな成果です。ホームページで安心感を持ってもらえたら、次に見学や入居へと繋げる大切なステップがあります。それが、相談支援事業所との連携です。
Aさん: 相談支援事業所の方とは、挨拶には行くようにしているんですが、どうやって深い関係を築けばいいか分からなくて…。
Bさん: はい。グループホームの入居者さんは、ほとんどが相談支援事業所からの紹介です。相談支援員さんは、入居希望者の状況やニーズを一番よく理解しています。ですから、彼らから信頼されることが、集客を成功させる上で最も重要なんです。今日は、そんな信頼関係を築くための3つのポイントをお伝えします。
1. 直接訪問以外の効果的なコミュニケーション方法
Bさん: 相談支援員さんは日々、多忙を極めています。突然の訪問や長話は、かえって負担になってしまうこともあります。そこで、直接訪問以外のコミュニケーション方法も工夫してみましょう。
Aさん: どんな方法がありますか?
Bさん:
ニュースレターやメールマガジン:
月に一度、事業所のニュースレターを配信してみましょう。利用者さんの楽しい日常や、季節ごとのイベントの様子などを写真付きで紹介すると、事業所の雰囲気が伝わりやすくなります。
定期的な電話での状況共有:
「空室が出ましたのでご連絡しました」という電話だけでなく、「〇〇さんの最近のご様子なんですけど、すごく元気に過ごされていますよ」といったように、入居者さんの様子を報告する電話もしてみましょう。これにより、相談支援員さんは「このホームは入居後もきちんと関わってくれる」と安心できます。
地域の研修会や交流会への参加:
地域の相談支援事業所や病院、関係機関が主催する研修会や交流会に積極的に参加しましょう。そこで顔を合わせて挨拶をすることで、関係性がぐっと深まります。
Bさん: これらの地道なコミュニケーションが、いざというときに「あのホームに連絡してみよう」と思ってもらうきっかけになります。
2. 「こんな利用者にぴったり」と明確に伝える方法
Bさん: 相談支援員さんは、入居希望者一人ひとりに合ったホームを探しています。その際に、「どんな方が住んでいるか」や「どんな支援に強みがあるか」が明確になっていると、紹介しやすくなります。
Aさん: でも、「どんな方も歓迎します」というスタンスだと、だめなんでしょうか?
Bさん: もちろん素晴らしいスタンスですが、それだけでは相談支援員さんは「具体的にどんな方を紹介すればいいんだろう?」と迷ってしまうかもしれません。そこで、あなたのグループホームの「強み」を明確に伝えましょう。
得意な支援を伝える:
「特に精神障がいを持つ方の支援に力を入れています」
「日中活動の場と連携し、日中の過ごし方についてもサポートできます」
入居者さんの層を伝える:
「現在、男性・女性ともに20代〜40代の方が中心に暮らしています」
「自立した生活を目指したい方が多いホームです」
Bさん: このように伝えることで、相談支援員さんは「このホームは〇〇さんにぴったりだ!」と確信を持って紹介できます。
3. 紹介に繋がるための情報提供のコツ
Bさん: 最後に、相談支援員さんが求めている情報を、分かりやすく提供するコツです。
Aさん: 何か特別な資料が必要ですか?
Bさん: はい。パンフレットや事業所案内に加えて、**「空室状況リスト」や「入居者さんの受け入れ状況リスト」**など、定期的に更新する資料を用意しておくと、とても喜ばれます。
見やすく、簡潔に:
A4用紙1枚に、空室状況、家賃・利用料、受け入れ可能な障がい特性、連絡先などをまとめておくと便利です。
写真やQRコードを活用:
リストに事業所の写真や、ホームページのQRコードを載せておくと、相談支援員さんがすぐに情報を確認できます。
Bさん: 必要な情報を、必要なときに、すぐに提供できる体制を整えることが、相談支援員さんからの信頼を得る第一歩です。
まとめ:信頼の積み重ねが最強の集客になる
Bさん: Aさん、今日はありがとうございました。グループホームの集客は、派手な広告よりも、相談支援事業所との地道な信頼関係の積み重ねが最も大切です。
Aさん: 連絡を取る目的を、空室の連絡だけでなく、情報共有や挨拶にしてみます。
Bさん: はい、ぜひ!そうすることで、あなたの事業所は「信頼できるパートナー」として、選ばれる存在になるはずです。次回は、地域に根ざした集客の要である「Googleマップ」についてお話しします。どうぞお楽しみに!
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