
「なぜ問い合わせが増えない?」その答えはPDCAサイクルにあった
2025年09月02日 08:40
Bさん(Help First): Aさん、こんにちは!地域の連携は進んでいますか?
Aさん(運営者): Bさん、こんにちは!はい、地域の多職種連携会議に参加してみたら、いろいろな事業所の方と知り合えて、とても勉強になりました。今後は病院のMSWさんにも積極的にアプローチしてみます!
Bさん: 素晴らしいですね!それは大きな一歩です。さて、今回は利用者獲得ブログシリーズの総仕上げとして、「PDCAサイクル」についてお話しします。
Aさん: PDCAサイクルですか?聞いたことはありますが、具体的にどうすればいいんでしょうか?
Bさん: はい。PDCAサイクルとは、P(計画)→ D(実行)→ C(評価)→ A(改善)の4つのステップを繰り返すことで、利用者獲得活動の効果を最大化するフレームワークです。これまでのブログで学んだことを、このサイクルに当てはめて見ていきましょう。
1. どの集客方法が効果的だったかを知る方法
Bさん: まずは「評価(Check)」です。せっかく時間や労力を使って集客活動をしても、それが効果的だったかを知らなければ、次の行動に移れません。
Aさん: どうやって効果を測定すればいいですか?
Bさん: 一番簡単なのは、問い合わせがあったときに「何を見てご連絡いただけましたか?」と尋ねることです。
例1:「ホームページを見て」
ホームページのアクセス数を増やしたり、問い合わせフォームの改善を検討しましょう。
例2:「相談支援員さんの紹介で」
どの相談支援事業所からの紹介かを聞くことで、今後特に連携を強化すべき相手が分かります。
例3:「Googleマップで知って」
Googleマイビジネスの写真や口コミをさらに充実させることで、地域からの問い合わせを増やすことに繋がります。
Bさん: このヒアリングを継続的に行うことで、どの利用者獲得方法があなたの事業所にとって有効なのかが見えてきます。
2. 問い合わせ数や見学数を増やすための改善策
Bさん: どの集客方法が効果的か分かったら、次は「改善(Action)」です。評価結果をもとに、次の行動を決めます。
Aさん: 例えば、どう改善すればいいですか?
Bさん:
「ホームページのアクセス数は増えたけど、見学の申し込みが少ない」
→ 問い合わせフォームの場所を分かりやすくする、見学を促すメッセージを追加する、見学のメリットを強調する。
「相談支援員さんへの訪問は頑張ったけど、紹介に繋がらない」
→ 事業所の特色をもっと具体的に伝える資料を用意する、交流会に参加して人間関係を深める。
「SNSのフォロワーは増えたけど、問い合わせに繋がらない」
→ プロフィール欄にホームページのURLを記載する、投稿の最後に「見学のお問い合わせはDMで!」と呼びかける。
Bさん: このように、「なぜうまくいったのか?」「なぜうまくいかなかったのか?」を考えることが、利用者獲得を成功させる秘訣です。
3. 集客活動を振り返り、次に活かすためのフレームワーク
Bさん: PDCAサイクルを回すためのフレームワークとして、「週次・月次の振り返り」をおすすめします。
Aさん: どんなふうに振り返ればいいですか?
Bさん:
毎週の振り返り:
今週、SNSは何回投稿したか?
どの記事がよく読まれたか?
今週あった問い合わせは、どこから来たか?
毎月の振り返り:
今月の見学件数と利用者獲得数は?
どの利用者獲得方法が最も効果的だったか?
次の月に力を入れる利用者雀徳活動は何か?
Bさん: このように定期的に振り返ることで、あなたの事業所に合った最適な利用者獲得戦略が見つかります。
Bさん: Aさん、今日はありがとうございました。PDCAサイクルは、一度きりの集客活動で終わらせないための「羅針盤」です。
Aさん: 利用者獲得って、ただ頑張るだけじゃないんですね。一つひとつの行動に意味を持たせて、改善していくことが大切なんだとわかりました。
Bさん: はい。このサイクルを回し続けることで、あなたの事業所は必ず「選ばれる事業所」になります。ぜひ、今日から実践してみてください。
Aさん: 頑張ります!次回も楽しみにしています!
Bさん: ありがとうございます!次回は、このブログシリーズの最終回。これまでの利用者獲得活動を振り返り、成功事例から学ぶ「最終チェックリスト」についてお話します。どうぞお楽しみに!
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