最強バイブル :【障害福祉サービス】選ばれる事業所になるための利用者獲得術

採用を科学する!PDCAサイクル活用術

採用を科学する!PDCAサイクル活用術

2025年09月23日 12:43

Bさん(Help First): Aさん、こんにちは!社員さんの「声」を最強の採用ツールにする方法、いかがでしたか?


Aさん(運営者): Bさん、こんにちは!はい、利用者の皆さんの働く喜びをブログで発信してみたら、見学の問い合わせで「〇〇さんの記事を読みました!」と言われることが増えました。嬉しい驚きです!


Bさん: 素晴らしいですね!それは大きな一歩です。さて、今回は採用活動の総仕上げとして、PDCAサイクルについてお話しします。


Aさん: PDCAサイクルですか?聞いたことはありますが、具体的にどうすればいいんでしょうか?


Bさん: はい。PDCAサイクルとは、P(計画)→ D(実行)→ C(評価)→ A(改善)の4つのステップを繰り返すことで、利用者獲得活動の効果を最大化するフレームワークです。これまでのブログで学んだことを、このサイクルに当てはめて見ていきましょう。

1. 応募数、面接数、採用数のデータ分析

Bさん: まずは「評価(Check)」です。せっかく時間や労力を使って採用活動をしても、それが効果的だったかを知らなければ、次の行動に移れません。


Aさん: どうやって効果を測定すればいいですか?


Bさん: 以下の3つの数字を記録しておきましょう。


応募数: どれくらいの人があなたの事業所に応募してくれたか?


面接数: 応募者のうち、どれくらいの人が面接まで進んでくれたか?


採用数: 面接をした人のうち、どれくらいの人が採用に至ったか?


Bさん: この3つの数字を分析することで、あなたの採用活動のどこに課題があるのかが見えてきます。

2. どの採用チャネルが最も効果的かを知る方法

Bさん: どのチャネルが最も効果的かを知ることも大切です。応募があったときに、「何を見て応募されましたか?」と尋ねることが最も簡単で有効な方法です。


Aさん: 例えば、どんな答えがありますか?


Bさん:


例1:「ホームページを見て」


ホームページのアクセス数を増やしたり、問い合わせフォームの改善を検討しましょう。


例2:「ハローワークで知って」


求人票の内容を見直したり、ハローワークの担当者との連携を強化しましょう。


例3:「相談支援事業所からの紹介で」


どの相談支援事業所からの紹介かを聞くことで、今後特に連携を強化すべき相手が分かります。


Bさん: このヒアリングを継続的に行うことで、あなたの事業所にとって有効な採用チャネルが見えてきます。

3. 採用活動を改善するためのフレームワーク

Bさん: どの採用チャネルが効果的か分かったら、次は「改善(Action)」です。評価結果をもとに、次の行動を決めます。


Aさん: 例えば、どう改善すればいいですか?


Bさん:


「応募は増えたけど、面接に繋がらない」

→ 求人情報に記載している業務内容や労働条件が、求職者のニーズと合っているか見直しましょう。


「面接はたくさんするけど、採用に繋がらない」

→ 面接での伝え方を見直したり、見学や体験実習を促す工夫をしてみましょう。


「SNSからの応募が少ない」

→ プロフィール欄にホームページのURLを記載する、投稿の最後に「見学のお問い合わせはDMで!」と呼びかける。


Bさん: このように、「なぜうまくいったのか?」「なぜうまくいかなかったのか?」を考えて、次の計画に活かすことが、利用者獲得を成功させる秘訣です。


Bさん: Aさん、今日はありがとうございました。PDCAサイクルは、一度きりの採用活動で終わらせないための「羅針盤」です。


Aさん: 利用者獲得って、ただ頑張るだけじゃないんですね。一つひとつの行動に意味を持たせて、改善していくことが大切なんだとわかりました。


Bさん: はい。このサイクルを回し続けることで、あなたの事業所は必ず「選ばれる事業所」になります。ぜひ、今日から実践してみてください。


Aさん: 頑張ります!次回も楽しみにしています!


Bさん: ありがとうございます!次回は、このブログシリーズの最終回。これまでの利用者獲得活動を振り返り、成功事例から学ぶ「最終チェックリスト」についてお話します。どうぞお楽しみに!